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社会保険庁の底なしの闇 1568万5000冊購入 予算の14倍以上

いったい何人に配布するつもりなのでしょうか。
いっそのべ一億冊作って、成人以上に全員配布して
何か一冊もらえることにして、渡す時に
保険料を徴収すればいいんじゃない。


読売新聞より:
 社会保険庁の職員が監修作業に携わった書籍や小冊子について、同庁が2003年度までの5年間にわたり、予算要求の14倍以上の冊数を購入していたことが、27日わかった。

 同庁で常識的に必要とみられる冊数をはるかに上回っていたが、予算要求段階ではそれが隠され、差額分の計約33億円が追加支出されていた。こうした書籍類をめぐっては、計約3億6000万円が監修料として同庁側に流れており、職員の“小遣い稼ぎ”のために多額の公費がひそかにつぎ込まれていた形だ。財務省も実態を隠した予算要求を「不適切」と指摘している。

 民主党の長妻昭衆院議員が27日、決算行政監視委員会で追及した。

 同議員と読売新聞の調べによると、1999~2003年度の5年間に同庁が予算要求していたのは、「社会保険六法」と「社会保険委員必携」の2種類計約108万7000冊の購入で、そのために、計約8億1277万円が予算付けされた。しかし、実際に購入していたのは、この2種類を含む59種・計約1568万5000冊で、計約41億1590万円が支出された。

社会保険委員必携は
社会保険広報社という会社が出版していますが、これも天下り先なのは
間違いありません。
社会保険委員必携 平成17年版 は品切れ中です。
それだけ内輪で買い占めれば、品切れるでしょう。

さらに、その購入資金には、年金が使われています。
衆議院議員井上和雄君提出年金の広報等に関する質問に対する答弁書によると、

お尋ねの社会保険六法平成十五年版を社会保険庁が購入した数は一万二千五百五十冊であり、その購入額は一億千二百万八千七百五十円である。その購入に要する費用は厳しい財政状況を踏まえ、その財源の一部には厚生保険特別会計法(昭和十九年法律第十号)第六条、附則第十八条ノ六ノ二等の規定に基づき年金保険料を充てている。

さらに、購入したものを最後には捨てている実態もある。

社会民主党の保坂展人さんのHPに紹介されているが、
一部引用すると
(詳細はhttp://www.hosaka.gr.jp/nenkin_kouhouhi.htm)
ジャーナリストの岩瀬達哉は『年金大崩壊』(二〇〇三年・講談社)で驚くべき社会保険事務所の職員の証言を紹介している。

「次から次へと送られてくるパンフレット類を、窓口に置いても、ほとんど捌けません。かといって、保管スペースにも限りがありますから、結局、捨てる以外にない。うちの職場では数か月に一度、民間業者に依頼して焼却処分しています」

チラシを作り直しになってもまったく他人事である。

チラシの製作枚数・製作費は、それぞれ二七〇万枚・八五〇万五〇〇〇円、刷り直し分は二七〇万枚・四七〇万六一〇〇円。また委託会社は、株式会社厚生出版社である。

 責任の所在については何の答弁もない。ミスが出れば二七〇万枚を捨てて、また新たに訂正版を二七〇万枚刷ればいい。二度の印刷費は合計一三二一万円となり、余計に支出する。財源は「年金保険料」で穴埋めすればいい――という感覚だ。

さらにが続くが、
各 出版物の監修料として、収入を得ているのだから
自分たちの懐を増やすために、完全なサイクルができている。
そして、その財源は、税金であり、年金保険料である。
解体以外にないのが社会保険庁である。
by kenjimasamunecat | 2005-07-27 15:18 | 日々