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笹子トンネル 崩落事故 

これも、そもそも吊り天井方式で一枚あたり重さ1トン以上のコンクリート板を
吊り下げている構造自体に、無理がある。

強度を、充分に確保したとしても

経年劣化
地震や、車の振動の影響
排気ガス

といったことで劣化するのは、素人でもわかるが、

1975年に作られ1977年に使用開始されたものの
点検が目視というのは、さらに安易で、ボルトは建設以来
交換された事もないようだ。

おまけに、施工不良もあるようだ。

http://report.jbaudit.go.jp/org/s50/1975-s50-0159-0.htm
高速道路等のトンネル新設工事におけるPC吊り天井板保持金具等の施工について処置を要求したもの

日本道路公団が施行している高速道路等のトンネル新設工事のうち、昭和50年度実施にかかわる東北自動車道平泉工事ほか29工事(工事費総額794億1878万余円)について検査したところ、中央高速道路笹子トンネル西工事ほか13工事(工事費総額403億3194万余円)において、次のとおり、監督及び検査が適切でなかったため、トンネルアーチ部の覆工コンクリート等の施工が設計と相違し、その一部の強度が設計に比べて低くなっていると認められる事例が見受けられた。

この責任は、明らかに道路公団にある。
2005年(平成17年)10月1日の日本道路公団分割民営化に伴い、同公団の業務のうち、施設の管理運営や建設については、東日本高速道路(NEXCO東日本)・中日本高速道路(NEXCO中日本)・西日本高速道路(NEXCO西日本)に、保有施設及び債務は他の道路関係四公団とともに独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構に分割されており、笹子トンネルは中日本が管理している。


天井板の構造が同じトンネルは、東日本、西日本高速道路管内と合わせ、
笹子トンネルを含め計12カ所ある。中日本は3日から、笹子、恵那山、都夫良野、
富士川の4トンネルを緊急点検する。12カ所は次の通り。

 【首都圏中央連絡自動車道(圏央道)】菅生トンネル

 【中央自動車道】笹子トンネル▽恵那山トンネル

 【東名高速道路】都夫良野トンネル

 【新東名高速道路】富士川トンネル

 【第2京阪道路】京田辺トンネル▽長尾東トンネル▽長尾台トンネル

 【山陽自動車道】志和トンネル▽安芸トンネル▽武田山トンネル

 【国道2号】関門トンネル

この中でも、特に古いものは要注意である。

恵那山トンネル

が危険度高い。

菅生トンネル
富士川トンネル
はまだ新しいので、大丈夫と思いたいが、
いづれにしても、
早急に、この吊り天井方式を改め、
別の空調換気システムに設計施工しなおす必要がある。
by kenjimasamunecat | 2012-12-03 01:29 | 日々