以前、組体操問題で神戸市教育委員会のメンバーの資質を題材にしたが
その教育委員会の事務方の男性係長が自殺していることが判明した。
これは、過労死にしようと残業時間を公表しているが
下記のように、残業は直近で1日2時間から3時間程度であり、
自分も、休日に出勤したりで同程度以上の残業をしているので、そこまで過剰な
『死に至る』ほどでは自分の経験ではないと感じる。
残業時間
10月=98時間
11月=69時間30分
12月=43時間30分
今年1月=54時間
メンタル面の負担が大きかった場合は、
いわゆる板挟み(教育委員会と学校・関係者)や
教育委員会の判断・決定が遅いことや対応が不充分で
自分では何も権限がなく、教育委員会の指示に従うしかない
といった状況が考えられる。
それは、下記にある、
『事務局の職員には多大なる苦労をかけてきた。』と自覚している
長田教育長のコメントからもあきらか。
それでいながら、
『労働安全衛生』や『メンタルヘルス』に気を配ってきたとして
法的責任はないという主張を押し出しているところが抜け目ないコメントである。
つまり組織はの責任はなく『個人』の問題と言っているのに等しい。
葬儀に際して神戸市教育委員会のメンバーは全員揃って通夜・告別式に参列し
葬儀への対応をしているのかも気になるところ。
まさか弔電だけではないと、きちんと教えてほしいところ。
神戸新聞の記事によると
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202002/0013106347.shtml
神戸市教育委員会会議が10日開かれ、市教委総務課で同会議の調整役を務めていた男性係長(39)が、9日に芦屋市で橋から飛び降りて死亡したことが報告された。長田淳教育長は「職員の命を守ることができなかったのは痛恨の思い」と述べた。
同会議の冒頭、長田教育長は「特に(神戸市立東須磨小学校の教員による)ハラスメント事案の発生後、事務局の職員には多大なる苦労をかけてきた。労働安全衛生やメンタルヘルスに気を配ってきたつもりだったが、十分徹底できていなかった」と謝罪した。開会前には長田教育長と教育委員の大学教授、弁護士らで黙とうした。